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川中島合戦戦国絵巻

 

 

三浦隊出陣

信濃侵攻を計る甲斐国主武田信玄公に、最後まで抵抗を続けた村上義清は越後に走り、長尾景虎・後の上杉謙信に救援を求めていた。

これを受けて立った景虎は甲州軍団と交えることとなり、後の川中島合戦としてその名を馳せる大合戦となったのである。

永禄四年、春日山城を出発した謙信公は武田との雌雄を決すべく、信濃善光寺へと向かった。

「見ろっ!善光寺平からの狼煙が・・・」

「越後の上杉謙信がいよいよ出発した模様。
我等、宮下隊は信玄公・御屋形さまの為、
命を絶つ覚悟で出陣する覚悟でございますが・・・」

「し、しかし・・・宮下隊長の御意向を伺わなければならぬ」


「富士見茶屋いろり」
駐車場にて

宮下帯刀殿を隊長とする我々は、梶原景平殿(東方賓従者さま)と共に出陣している宮下隊長の留守を守っていた。

「宮下殿、梶原殿が、川中島には間に合わないらしい」

「ううう、な、何と・・・」

「し、しからば何といたすか?」

宮下隊の面々は重苦しい雰囲気の中、深い沈黙を守っていた。
と、その時、信濃先方衆である石野殿直属である乱破が姿を現したのである。

「宮下殿の文を読み上げまする・・・」


我は梶原殿を率いて出陣しておるが、かつてない激戦を強いられている。
此度の川中島へ参陣する事は叶わぬ。
しかし、優秀なる宮下隊は武田軍において不可欠な事を忘れてはならぬ。
我は共に戦えぬが留守部隊にて川中島出陣のほど願うべく候

宮下帯刀 花押

   
「おおぅ!宮下殿ぉ〜」(感涙)

「出陣じゃ、出陣じゃ!!武装、兵糧取り揃えよ!!」

ここに、宮下隊は決起した。

対する上杉方・幕府軍は、宮下隊との戦いを虎視眈々と待っていた。

来るべき川中島合戦において、幕府軍との激闘が待っていようとは、その時三浦隊の誰もが気付いていなかったのである。

宮下隊は三浦隊として名を改め、川中島へと向かった・・・


平成17年武田二十四将騎馬行列

   
まず、行軍は御旗楯無を御照覧するため、塩山へと向かい、「富士見茶屋いろり」にて腹ごしらえをする。

信濃先方衆・石野殿、三浦衆鈴白殿、新参の春殿、三浦介の四将にて馬刺と麦酒を嗜んだ(一部の将であるが)

しばらくすると上杉方である幕府軍将軍殿と米倉丹後守殿(およねさま)が現れた。

小笠原太郎源長義殿(猛馬飼育係さま)、山県昌景殿(みくりんさま)昌景影武者副将(亀さま)と御同行されていた。

井伊典厩信岳殿は単車騎馬武者として参上、実に頼もしい。

   

明日の敵は、今日の友。

幕府軍二将と共に昼食を済ませ、御旗を謁見に雲峰寺へ向かった。

残念ではあるが、楯無の鎧は既に御屋形さまが装着されており、御照覧出来なかった。

まぁ、それは当然であろう・・・

※管田天神社の宮司さまが体調を崩されているようで、当分、楯無鎧は拝見できないそうです。

「み、見ろ!な、何だあれは!!」

我々が向かう道すがら、突如として大きな岩が裂け、そこから杉の木が顔を出したのである。

明日の戦いを前に、三浦隊の勝利を祝っているのか、はたまた暗雲を予知しているのだろうか・・・

花粉症である春殿、ここにきてクシャミが頻繁に出るようになったのも気になる。

不安と期待が渦巻く中、勇躍川中島へ着陣。

前回の戦と同じ場所である陣屋で行軍を労うが、上越より参られた京極殿が既に陣屋に現れていた。

聞くところによると上杉軍に対し、謀反を起こしたようである。

「ふふふっ、でなぁ、京極殿。斯様な意向にて武田へ寝返ったのじゃ?」

「おぅ!実は前回の戦では上杉・甘粕殿におったのだが、な。
此度の戦は武勇誉れ高き宮下隊三浦衆で暴れてみたいのじゃ」

「おぅ!共に戦おう、上杉軍何するものぞ!!」

労いの宴は深夜まで続いたが、老将である三浦介は日が変わる前に就寝に入った。

宴の模様は、幕府軍将軍殿の書物を御参考されたい。

 

合戦当日

いよいよ川中島合戦当日である。

遠路参陣なされた山県昌景殿(みくりんさま)影武者副将殿(亀さま)は、陣屋においての居心地が良かったのか、前日の疲れも癒えていた。

これは合戦においての期待を膨らませるものであった。

さらに初見参の春殿は、三浦衆・鈴白殿と会話の途中で何時の間にか熟睡したとう。

大物である。思えば、我三浦隊の中でも酒豪の部類で・・・

陣屋を出発、戦場控えの場へ急ぐ。

す、すると・・・ここで武州八王子より座敷わらし殿が参られた。

変幻自在の技を駆使し、郡内大月を越えて忍びの如く現れたのである。


座敷わらし殿をお迎えする兵

控えの場から出陣式を執り行ったが、今一度出陣の陣容を振り返ってみよう。

大将:山県昌景殿(みくりんさま)鎧が重くて、話すのも苦痛だったらしいが勇壮な御姿である。

旗持役:井伊典厩信岳殿少しでも武田典厩信繁殿に近づきたかったようだ。

副将:影武者(亀さま)我大将の影武者、幕府軍並びに上杉軍の目を惑わせた。

馬標旗旗持役:小笠原太郎源長義殿流石に猛馬飼育係殿と云われるだけの器、馬標旗が似合う。

幟旗持役:京極殿元気な若武者、出陣においては大声で気合を入れていた。

三浦衆@:三浦介何も言うまい。ボケ始めた老将である。

三浦衆A:鈴白殿三浦衆結成当時からの強兵。弓の名手でもあり、川中島で是非とも披露して欲しいものである。

三浦衆B:春殿大事にも全く動じない剛の者であるが、動物好きな心優しき兵でもある。

三浦隊乱破:座敷わらし殿文武両道に長じて人形を操る名手。敵を惑わす術を体得している。

信濃先方衆:石野殿此度の出陣において一番の功労者である。彼の存在が無かったら、三浦隊結成は有り得なかっただろう。

 

其の時歴史は動かなかった

八幡原に陣を張った三浦隊は大将山県昌景殿を本陣に派遣し、我々はその指示を仰いだ。

昌景殿を中心に軍議が始められ、武田軍の行動が決定されたのである!


昌景:
「恐れながら御屋形さまに申上げます。
この戦、長引けば、甲斐国より遠き、我軍の不利は必須かと・・・」

 
 


昌景:
「別働隊に妻女山を突かせ、上杉勢が妻女山を下ったところを・・・」


昌景:
「本隊が八幡原にて迎え撃つのが、得策かと存じます」

 
   

信玄公:
「う〜む、あいわかった。
これより別働隊先鋒は妻女山後方を突くのじゃ。
本隊は八幡原を目指し、挟み撃ちにしてくれよう。
流石は山県三郎昌景だのぅ、良い戦略を思案してくれたぞ」

昌景:
「は、は〜〜っ。
有り難き御言葉、恭悦至極でございまする。
では、共に戦の前の誓いを」

信玄公・昌景:
「御旗楯無 御照覧あれぃ!」

しかし、流石に謙信公であった。

我軍の作戦は見事に読まれていたのである・・・

其の責任を果たすべく、昌景殿は武田本陣を死守することを決意。

我々もその見事な武者振りに震撼させられ、大将と共に戦う事になるが・・・

上杉軍の怒涛の如き攻めに圧倒され、三浦介は某武将と苦戦を強いられていたのである。

そ、その武将はかつて武田軍山本勘助隊として共に戦った雨順斎全長殿だった。

「う、裏切り者めが〜!」

羽交い絞めにして犀川に落としてやろうと思ったが、そこでまたまた強兵が現れた。

軒猿衆頭殿である!

老将にとって、それは致命的な戦であった、、、

軒猿衆頭殿と揉み合っている間、雨順斎全長殿に痛恨の首を獲られ、三浦介はついに川中島の露と消えたのである・・・

「山県殿、な、何とお詫びを・・・宮下殿にも我最期をお伝え願いまする」

が、しかし。。。

宮下殿、そしてもう一人の強兵である梶原景平殿(東方賓従者さま)の思いが、我を復活させたのか!!

「い、生きておる・・・いや、亡霊であろう」

山県昌景殿、副将影武者殿、鈴白殿、春殿等も上杉幕府軍に苦戦したようである。

戦況は把握出来ないほど、壮絶なる戦いであった・・・

三浦隊は歴史を変えることが出来なかった。

戦いの模様は他のサイトさまを御参照下さいまし・・・(汗)

残念ながら合戦の写真は、戦いに集中していたためにありませぬ(涙)

そして最後に、今回参加できなかった宮下さま、東方賓従者さまにお伝えいたします。

「御旗楯無御照覧あれ!我三浦隊十勇士御照覧あれ!」

共に戦いたかったです!!

三浦隊十勇士


武田・上杉両軍の皆さま、お疲れさま

笛吹市、宿坊の皆さま、着付けの人達、お世話になりました

「どうもありがとうございました!」

 

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